文化財ウィークに、新宿区落合にあるアトリエ記念館を訪問。かつて落合には、画家や作家など文化人が多く移り住み、現在では彼らの住宅やアトリエが記念館として保存、公開されている。
中村彝(つね)アトリエ記念館
赤い屋根がかわいらしい。この建物は復元されたもの。
ガイドさんから色々とお話を伺う。第二次世界大戦中、この辺りが空襲に遭わなかったのは、近くに米国人がいたキリスト教系病院(聖母病院)や、教会があったから。
アトリエにある絵画はレプリカ。本物は新宿の「中村屋サロン美術館」にあるとか。
この界隈には、日立目白クラブとか、目白聖公会(通りかかったけど工事中だった)とか、気になる建築もある。
佐伯祐三アトリエ記念館
一本曲がる道を間違えて、付近をぐるぐる回ってしまった……。
急傾斜の屋根は、光を採り入れるため。
私の世代だと、佐伯祐三は美術の教科書に載っていた画家。パリ時代の絵が有名だけど、短命だったうえにパリで客死したのは知らなかった。
林芙美子記念館
画家と結婚したので、ここは作家の書斎でもあり、画家のアトリエでもある。
不勉強なもので、彼女の作品はあまり読んだことないけれど、海外滞在記は読んでみたい。
この日は外観のみの見学だったが、期間限定で内部も見学できる日があるそう。
今年の文化財ウィークは、狙ったわけでもないのに、画家とか作家とか、アトリエや書斎を構えた施主の家ばかり続いてしまった。どれも日当たりの良い、快適そうな家でした。