小石川(こちら)の後は、新大塚にある鈴木信太郎記念館へ。ここはレトロ建築だけでなく、フランス文学の博物館を見学できます。
主がフランス文学研究者だったため、仏語と二か国語表記に
3棟の建物のうち、向かって右が書斎棟
この柵を作った長男・成文氏は建築家だった
3棟の真ん中の建物が入口
埼玉の本家から移築した座敷棟
建物の模型や図書コーナーが
欄間。木の実の模様でしょうか
いよいよ書斎棟へ。当時の個人宅としては珍しいコンクリート造り
内部には貴重な蔵書がたくさん。館内は撮影OKですが、資料の接写はNG。初版本や稀覯本ばかりです。
書斎の内側からうまく撮れなかったのですが、5枚の窓の上部には、鈴木信太郎がデザインしたステンドグラスがはめ込まれています。フランスの詩人マラルメの言葉も記されています。
大学では文学部だったので、コレクションを大変興味深く拝見しました。次男・道彦氏もフランス文学者になり、父の信太郎氏と同じく、数多くの本を翻訳しました。どちらかといえば世代的に、私は鈴木道彦氏の翻訳のお世話になりました。